〜パリオ応縁プログラム〜アトリエ一番坂OB・OG８人によるそれぞれの世界「波動」シリーズ

開催：2025年7月20日(日)～23日(水)

第三弾　太田舜　個展「apart」

川崎、町田を中心に活動する「絵画教室アトリエ一番坂」OB・OGによる、グループ展「波動」シリーズ。
幼少の頃から油絵をはじめ、社会人になってもなお制作を続ける８人がリレー形式で個展を開催する。
それぞれの独特な世界の中に何か共通する“波動”が潜む。

第三弾となる本展では、太田舜氏による個展「 apart」を開催。

私にとって絵を描くことは、物質と精神、実と虚などの境界を探りながら、
どこか不確かに感じられる「認識のあり方」そのものを問い直す試みだったように思います。

その中で漠然と感じていたことを言葉にするならば、
何かを認識するとき、その意味は自明にあるものではなく、
相対的な関係性によってはじめて生み出されるものである、ということです。
そして、意味が生み出されるためには「apart（空間的・時間的に隔たっていること）」が不可欠であり、
その隔たりの中に、分離しているようにみえる個物が帯びる“普遍性”を見出せるのではないでしょうか。

“日常的な風景、例えば人間や建物などといった構造物から発想を広げ、それらを解体する”
本展では、そのような意識のもとに高校時代から現在に至るまでに制作した60号から120号の大型作品が並びます。