遊団地〜団地はケーキである〜 at 町田木曽団地レポート

開催:2018年3月10日

 

団地を知りたい。
団地のこれからを考えたい。
それも楽しく面白く、子供たちと一緒に。
そんな想いで始まった企画が「遊団地」です。

 
 
 

遊団地は、町田市に10以上在る団地のひとつ、
町田木曽団地で2018年3月に開催されました。

町田木曽団地は、町田駅からバスで15分のところにある団地で、
昭和44年に建てられ、今でも4500名以上の人が住むとても大きな団地です。

開催当日は、晴れ渡った冬空の下、沢山の人が遊びに来て
団地の名店街広場はとても賑やかでした。

 

 
 

この日は、タイトルの「団地はケーキである」でわかるように
「スイーツ」がテーマ。
広場を彩るカラフルなかわいいお菓子の飾りは、近隣の保育園のこどもたちが作ったもの。
 
 

 
遊団地が始まると同時に愉快な音楽が流れ始めます。
 
 

団地在住のチンドン屋さんです。

音楽が流れ始めるとすぐにたくさんの子供が広場にやってきました。
 
 


 
遊団地のメインイベントは、下敷きを使ったワークショップ。
透明の下敷きに、イチゴやクリームなど、ケーキに乗ってたらいいなぁ〜!と思うものを自由に描いてもらいます。
 
 

そして、
できた下敷きを町田木曽団地の真っ白い建物にかざすと
 
 
 
 


 
ケーキに見える?!
 
 


 
さあ、下敷きアートが完成したら、次は団地探検の始まりです。
 
 


 
スイーツの材料のシールを求めて、地図を見ながら広大な団地をあっちへこっちへ。
 
 


 
時にはマフィンの看板に助けられながら。
 
 

団地の色々なところで待ってるコックさんからシールを集めます。
 
 


 
 
 
お部屋の中にもコックさんがいたり。

牛乳、卵、小麦粉、はちみつ・・・
どんなスイーツが出来上がるんだろう・・・

途中、良さそうな建物があれば下敷きでケーキにしちゃったり。
みんな思い思いの楽しみ方で団地の中を散歩します。
 
 

普段目にしないような大きな広場、
棟と棟の間にある居心地良い小さな公園、
街とは違うなんだか清々しい団地の空気。

参加してくれた人は、感じてくれたかな?
 
 

シールを全部集めたら、ゴールへ。
ゴールでは、お兄さんがおおきなスイーツのシールを貼ってくれます。

出来上がったのは、「パンケーキ」でした。
そして、ご褒美のお菓子の釣り堀へ挑戦!
 
 

釣り堀の中のお菓子を釣ろうと、大人も子供も夢中です。
釣れたお菓子には、名店街で使える商品券や、オモチャが付いてくることも。
 
 


 
この日、名店街の広場には、所狭しといろんなお店が並びました。
下敷きアートのテーマである「ケーキ」に合わせて、お店に並ぶものは
食べられるものもそうでないものも、なんだかかわいいものばかり。


お菓子のような粘土や石鹸を作れるワークショップにも、絶えず子供がやってきました。  
 
 
 

名店街のお店も賑わっています。
できたてホクホクのさつまいもスティックや、大きないちご大福。
お肉屋さんには、香ばしい焼き鳥の匂いに誘われてたくさんの人が。
 
 

そして、広場からは、音楽が聴こえてきます。
賑やかで楽しい音楽と、心地よいチェロの音色。
あたたかい日差しのなかで、音楽家たちによる音楽会が開かれました。
 
 

昔の町田木曽団地のモノクロ写真を展示した「団地の思い出写真展」では、
高度成長期の頃の団地の様子を知る方々と、若い世代の方々の交流も見られました。
こどもの頃の自分の姿を発見して興奮している方もいたり。
 
 

団地のお部屋の見学会も行われ、実際に中を見ることもできました。
 
 

そして1日限りのチャリティーショップもオープンしました。
使わなくなったものを捨てるのではなく、寄付として受け付ける。
それを商品として別の人へ届け、売上金を社会貢献へと役立てるシステムのチャリティーショップ。
団地にお住いの方々からもたくさんの寄付品を受け取りました。
売上はすべて、東日本大震災復興支援活動に寄付しました。
 
 

本日何度目かのライブも終えて、
 
 

イベントも終わりに近づいた夕暮れ時の町田木曽団地です。
 
 

はじめての遊団地には、団地の住民のみなさんはじめ、いろいろなところから
2,500名を超える参加者がきてくれました。
町田のシンボルのひとつでもある真っ赤な大きなバス:ツインライナーに乗って遊びにきてくれた親子もたくさんいました。

用意していた下敷きもお昼を過ぎる頃には無くなってしまい、
慌てて名店街の文房具屋で追加調達をするほど。

団地を知らない人たちには少し不思議な場所でもある団地ですが、
そこに住む人や、お店をちょっとずつ知ることで、
団地の持つ豊かさに気づいていけたらいいな、と考えています。
 
 

写真:工藤剛史
 
 


 
 
2018年3月10日(土) 町田木曽団地名店街広場

-主催-
町田市

-共 催-
町田木曽団地自治会 / 町田木曽団地名店会 / 東京都住宅供給公社 / 町田パリオ 


-協 力-
UR都市機構 / 神奈川中央交通株式会社 / 町田市印刷工業組合 / らぶふぁみ事務局 / 絵画造形アトリエ アトリエ・アルケミスト
まほろ座MACHIDA / 一般社団法人町田市観光コンベンション協会

-企画制作-
まちだはまちだプロジェクト / 本田 亮

-トータル アートワーク-
本田 亮


・下敷きアート:本田亮

・ワークショップ :ねんどでこねこねケーキ屋さん / 石けん粘土 de マカロン

・マルシェ
ひかり菓子店/しあわせお菓子や ゆるひ / こどものジャム専門店 こどもも/スワンベーカリー
 ニチヨウツキイチ < 雑貨屋Yuge / Linen atelierコトコト / 森の雫 / HUTTE >
 Jun Sasaki / 夜もすがら骨董店(骨董品) /「しろいくま」

・特別出店 :町田木曽団地自治会

・モッタイナイマーケット :日本チャリティショップネットワーク(JCSN)

・ライブ:町田出港バンド / 小宮哲朗

・団地紹介・お楽しみブース:東京都住宅供給公社